「CPU Over temperature」とは、マザーボードの警告であり、「CPUの温度が異常に高い」という意味です。
この警告が発生する原因としては、CPUクーラーの故障、CPUクーラーの電源不良、グリスの不良などが考えられます。
CPUクーラーを交換する場合は、交換品を慎重に選択しましょう。
電源の不良が疑われる場合は、マザーボードからの電源不良か、電源BOXの不良かを明確にする必要があります。マザーボードからの電源不良が疑われる場合は、「CPUクーラー電源ソケット部」のゆがみなどを確認しましょう。
グリスの不良は、CPUの取り外しによるグリスの硬化状態で、CPUクーラーを取り付ける際に隙間が生じてしまいます。この場合は、硬化したグリスを完全に除去して新しいグリスを使用して設置する必要があります。なお、一般的なシリコングリスと金属粉の入ったシルバーグリスでは、粘性が異なるため、取扱説明書をよく読みましょう。
また、BIOS(Basic Input Output System)では、「CPU温度、ファンの回転数、ファンの制御機能の設定」が可能ですが、無闇に変更しないように注意しましょう。